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とても幸運なシェアハウス経験談

東日本に住む従妹(30代前半・女性)から聞いた体験談です。独身の彼女は、近年勤め先の会社で転属となり、離れた地方に一人暮らしをすることになりました。何しろ急な話でしたので、悠長に賃貸マンションを選んだり、家電を揃える時間が惜しかったそうです。とりあえずシェアハウスを借りの住居として、数か月~半年以内にマンションに移り住もう、と計画しました。

運よく、ネット経由で探し当てた家で、自分の一画を手に入れることができ、仕事の合間合間をぬって賃貸物件を探し歩きました。と言う風に、もともと『一時的な住まい』としてシェアハウス居住をしていたため、あまり同居の人々とは深くかかわる意図はなかったそうです。

ですが、彼女のシェアメイトはそうは感じていなかったようです。4人いる中で最年少の従妹は、同居の女性陣(40代中心)にたいそう可愛がられました。生来が真面目で素直な従妹は、年上の女性たちにとっては心配しがいのある妹のような存在だったのでしょう。

ある冬、大腸炎を引き起こして立ち上がれなくなった際、同居の女性たちがかわるがわるで看病をしてくれたのだそうです。この一件を境に、シェアメイトたちに家族のような親愛の念を抱き始めた従妹は、「シェアハウスも悪くない」と考えを一転させました。実家とは別に、もう一つ家が出来たようでとてもくつろげる、のだそうです。他に賃貸物件を探すのはとっくにやめて、この家に落ち着きました。

ハウスシェアという居住形態にも色々あって、その中での人間関係に悩む方も多い、とニュースなどでよく聞きます。ですが従妹の場合は、シェアメイトに恵まれると言う幸運なケースでした。