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シェアハウスの合理性

2010年代になって、ようやく日本でも都市部を中心にシェアハウスの存在や意義が認知され始めています。シェアハウスの基本的な概念としては、通常一人あるいは一世帯で借りる物件を数名から数十名で物件内で区画を決めてシェアし、家賃を節約しようというものです。

海外では、都市部や郊外を問わず1980年代に地価が値上がりし始めた頃から一般的な住み方で、特に都市部で学校や職場に通うには合理的な住み方の一つとして広く根付いてきました。一方で、日本では2000年代まで「貧乏学生っぽい」「お金がない人がやること」などネガティブな印象がありましたが、昨今では、市場でもシェアハウス向け物件の一般化が進み、先述の悪いイメージは徐々に消えつつあります。

シェアハウスに住むことのメリットの一つに、合理性が挙げられます。まずは、単身者が学校や職場の近くに部屋を借りたいけど相場が高すぎる場合、シェアハウスに住むと家賃はおよそ半分から3分の1に抑えられます。住居のプライベート空間は限られますが、社交的な方や、これから住民と交流を持ちたいという方には、それが逆に効果的なんですね。実際、単身で都市部に引っ越した方で会社の知り合いばかりでは休まった気がしないということで、シェアハウスに住む選択をされる方もいらっしゃいます。ざっと見ただけでも、シェアハウスの合理性というのは別のベネフィットをも生むんですね。