オーストラリアに滞在していたときにシェアハウスを利用していました。いくつかシェアハウスを利用したのですが、信じられないくらい汚いシェアハウスがあったんです。
そのような汚いシェアハウスをあえて利用したのには理由がありました。
当時、仕事や学校へ行くための交通費がかさみ、せめて学校へ行くのに交通費がかからない場所でなおかつ当時住んでいたシェアハウスとほぼ値段が同じという条件で探していました。その条件にあったのが、そのシェアハウスだったんです。
住むときに、家は汚ければ掃除をすればいいと思っていたんです。
その家にはかなりの人数が住んでいて、食べた食器を洗わない人などマナー違反をする人も多くいました。実は、家が汚かったのはそういった人たちが家を綺麗にしないためだということもすぐにわかりました。
そこからは、自分と清潔という感覚があうシェアハウスの住人と話をして仲良くなりました。一緒に冷蔵庫の中を掃除したり、台所を掃除したりと余計な仕事ではあるんですが、何かを一緒にするということが楽しかったです。冷蔵庫をきれいにしたあとは、持ち主のいない食材もたくさん見つかりました。そのまま捨ててしまうのももったいなかったので、一緒に掃除をした住人とその食材を使って晩御飯を作って食べました。
掃除はかなり大変だったのですが、その掃除をしなければその住人とは仲良くなることもなかったかもしれません。汚い家の掃除は今ではその友人とのいい思い出です。