シェアハウスといえば、都会で若者がおしゃれに暮らすイメージがありますね。私が提案したいのは中高年のシェアハウスです。若い人が知らない人たちと共同生活を始める時は、部屋代が安くなったり、新しい出会いに刺激を受けたり、他人と暮らす新しい生活にときめいたりするでしょう。それはもちろん中高年も同じです。しかしもう少し付加価値を付けて、気の合った人と共に暮らすのはどうでしょう。家族ではないけれど、準家族のような関係です。
お部屋を2人で借りてルームメイトと暮らすのと似ているかもしれませんが、多くの人との共同生活は、2人だからこそ生じる「気まずさ」や「ルームメイトとの生活を解消したい時」の難しさが和らぐような気がします。現在結婚を選択しない男女が増えています。それは各々の選択で充実した人生だと思います。しかし彼らが定年を迎え人生の区切りを迎えた頃、彼らの年老いた親はきっとこう思うでしょう。
「病気になったらどうするの?」「大きな災害がきたら大丈夫?」「だれかあの子の力になってくれる人がいてほしい」たとえ定年がない仕事をして一線で活躍していても、親というものはいつも一番に子供の事を案じているものです。形はどうであれ「おはよう」や「おかえり」って言い合える準家族はけっこう悪くないと思います。ゲストハウスについては、私は自分の家を改築して多くの人を迎えたいです。語学の勉強の為でもあります。