シェアハウスと一言で言っても住んでいる住人の数によってその特徴には違いがあります。中でも最も一般的な規模のシェアハウスが7~10人程度の住人が住んでいるタイプには次のような特徴があります。この程度の規模の場合、基本的に住人はそれぞれ自分のプライベート空間でくつろいでいることが多く、共有部分で顔を合わせれば挨拶を交わすくらいの人間関係になることが一般的です。程よい距離感が保たれた自立感があるので、意外とすんなり溶け込むことが出来ることが多いです。もちろん夜中や週末に騒がしくなるようなこともないので、平日の仕事の疲れをしっかりと癒すこともできます。それでいて家の中に人の気配を感じることもできるので、寂しさや孤独を感じにくくなっています。
また、共有スペースも基本的にきれいです。人数が少ない分、トイレやキッチンなどを汚したままにしていると誰の仕業かがすぐに分かってしまうので、自然と住人一人一人の中にきれいに使おうとすることが習慣化していく傾向があるからです。ただし、浴室に関してはどうしても就寝前や朝の時間帯に他の住人と利用時間が被ってしまうことが多いため、使用時間の分割や予約表の作成などで対策を立てる必要があります。また、シャワーの後のドライヤー仕様でブレーカーが落ちてしまうケースもあるので、これらの細かい点には配慮しなければいけません。